2014年6月14日土曜日

入魂そして再生へ


カノンもクリスも基本ハウスはそんなに嫌いではありませんが、特に閉まらないハウスは大好きです。誰にも邪魔されない自分だけの空間ですから。ヒトの毛布を引っ張り込んで寝床をつくってくつろぎます。住人のいなくなったカノンのハウスには、今、Moulton Standardという1964年製の自転車を完全に分解して収納しています。50年前の古いミニベロで、今は無き素敵なデザインです。


そろそろこの自転車をカノンだと思って再生しようと考えています。



2014年6月4日水曜日

農地の散歩


入梅前、雨の降らない貴重な時間は積極的に散策しておく








2014年5月21日水曜日

待ち受けはバンパイア

犬仲間の知人に「自然の中の人形を撮影してみませんか?」と、誘われました。断る理由も無く、クリスの気分転換がてらカメラを楽しんでみようと、軽い気持ちでOKを返したのですが、、、

人形は人生始めての被写体だから、どんな作品があるのかネットで検索してみると、魂のこもった熱写がたくさんアップされていました。これは、散歩の片手間にパシャパシャ撮れる感じではなく、かなり気合を入れないと返り討ちにされてしまいます。今時の人形はとてもよく出来ていて個性的。

ということで、早々アマゾンで人形作家の写真集をポチりまして写真を勉強するつもりでしたが、届いた本は人形も写真もロケーションもレベルが高すぎて参考になりませんでした。もちろん、芸術に触れたということで納得はしております。

そんな感じでネットをウロウロしていたところ、脳天を直撃する魅惑的な少女に出会いました。球体関節人形ブランドDoll in Mind(South Korea)の彼女は吸血鬼。名前はKassiaちゃん。

周りから変態オヤジと揶揄されようが、家内からキモッと言われようが美しいものは美しい。メーカーの画像を頂いて、しばらく携帯の待ち受け画面にしてみます。




2014年5月18日日曜日

バラの季節

あちこちの公園やバラ園の花がたくさん咲いてます。玄関のポールズヒマラヤンムスクも満開でティー系の香りが立ち込め、アーチをくぐるたびにとてもいい気分になります。日差しはきつくなりましたが、夕方からはまだまだ涼しくお散歩も快適ですね。

自然観察公園、クリスは何を観察しているのか
公園のバラアーチの脇で一休み
咲き始めのポールズヒマラヤンムスク


2014年5月11日日曜日

哀しみの公園


無謀にも、ここのところトレーニングはおろか、ジョギングすらまともにこなしていない私が、奥多摩で開催されたアドベンチャーレースにエントリー。スタート早々に足が回らなくなりチームのメンバーにおんぷに抱っこ。ぎりぎりで足切りを免れ、やっとの思いで完走することができました。当然の結果とはいえ、惨憺たる結果に…涙。

完全レストの今日、日差しの緩んだ涼しい夕方。公園でじっくりと筋肉痛を味わっていたところ、この場所で何度か遊んだフラッティーの突然の訃報を聞かされ、カノンの姿とも重なって、さらに…涙。

なんともやりきれない週末となりました。ブラック君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

トイプードルを見送るクリス

くさ原の月

帰り道、駐車場への歩道橋
NIKON D5100 / AF-S NIKKOR 18-55mm f3.5-5.6G VR



2014年5月7日水曜日

ブログを再開します


長らくブログを放置しているうちにカノンが亡くなり何をする元気も失せておりましたが、途絶えていた投稿を再開することにしました。今後ともよろしくお願い致します。

2013年11月23日土曜日

目を閉じておやすみ

Canon (2002/10/22 - 2013/11/23)

ひとつのともしびが消えました

やさしく、我慢強く、無条件に

ありったけの愛で家を満たしてくれたカノン

必ず行くからソラの原っぱで遊んでな

・
 
2013年三月
カノンが緑内障と診断され
即、点眼薬治療を始める
その時はまだ視力は残っていて
「長い闘いになる」と、私の気の緩みから
次の診察を一週間先延ばしにした間
症状は急変しており、カノンの右目は光を失っていた

四月
主治医から眼科の専門医の紹介を受ける
精密な検査で右目に大小二個の眼内腫瘍が確認され
腫瘍が房水の排出を阻害している可能性が高く
点眼薬治療の効果は期待できない
転移のことも考えると眼球摘出の選択肢しかない


眼圧は高まる一方で痛かろう
目を残してやりたい気持ちはあるが
もう見えてないのだから早く解放させてあげないと

しかし問題が

手術前の全身検査で血小板が少なくなっていることがわかった
このままでは安全に手術を受けることができない
まずは血液の治療を進めなければならなくなった

ステロイド投与の治療虚しく
ほどなく血小板の値はゼロを示した
眼球摘出手術そのものは難しい手術ではないが
出血が止まらず大事に至ることが予想される
眼科専門医からは「手術は難しい」と判断を下された

その間にも眼球はだんだんと膨張し
我慢強いカノンもしきりと気にするようになった
大きな痛みに耐えているはずで
放置すれば精神の崩壊も考えられる

このような血液の状態でも
手術を成功させた経験のある主治医は
眼球摘出をすすめてくれた

五月
万全な状態で臨めない手術のリスクと
痛みからの解放、転移の防止をてんびんにかけて
私たちは手術することを選んだ
連れて行かれるカノンを見てクリスはわんわん鳴いた

手術は成功し右目は無くなった

心配していた出血もなく術後の経過も順調で痛みも引いていった
右側の視野が狭まり家具にぶつかったりしていたが
それにもすぐ慣れたし、幸い左目はいたって健康
ちょっと不便だけど、またいっぱい遊ぼう…



七月
安堵の時は短かく、まもなくカノンは足を痛がるようになった
前だったり、後ろだったり、右だったり、左だったり
運動不足でも筋力低下でもなく
免疫システムの異常による多発性関節炎

ステロイド剤で免疫を抑え込むも
またしばらくするとどこかが攻撃される
徐々に発生の頻度が高まり立てなくなることも…
散歩に行きたがらなくなった

九月の血液検査
自らの免疫が暴走し赤血球を異常に早く壊してしまう難病
免疫介在性溶血性貧血の診断が下された
ステロイド投与量が週ごとに倍々と増えてゆく

少しでも副作用の少ない免疫抑制剤への切り替えを試みたが
うまくゆかずステロイドと免疫抑制剤のダブル投与が続く
カノンの身体はみるみるやせ細りふさふさのコートは抜け落ちた

カノンは車でおでかけするのが大好き
車の前を通ると、いつもドアノブを鼻でつついて
「コレで行こうよ」ってアピールしていたのに
毎週病院ばかり行くものだから車も嫌がるようになった

十月
普段の生活に介護ハーネスの支えが必要になった
それでも大好きなおうちを汚すまいと
がんばって庭に出てトイレを済ませる

週末の検査で赤血球の数値は確実に低下
28kgあった体重は22kgまで落ちた
重度の貧血、そして余命宣告…

苦しませても安心できる家で一緒にいるか
それとも、嫌いな病院で安楽死なのか
カノンどっちなんだよ

十一月
体力が底をつき、もう自分では起き上がることができなくなった
介護ハーネスでかかえ上げても手足が所在なく空を舞う
その時が近づいている、私たちはずっと一緒にいることを決意した

頭を起こすのがやっとになると、もうお庭には出られない
介護ハーネスは意味をなさなくなった
昼間はカノンのお気に入りの窓辺で
夜は抱っこでベットに移動して一日を過ごす


ご飯を食べられなくなると流動食をスプーンで
水は自転車用のボトルで飲ませてあげる

十一月二十三日
お口にキープして決してクリスに渡さなかったおもちゃも
残された左目で静かに見ているだけ

カノンは小さいころから目を開いたまま寝る習性があった
苦しい息が止んだあとも開かれた瞳孔を閉じることなく
私たちを見続けてくれた

享年十一歳一ヶ月

・

がんばったね、カノン

目をつぶってゆっくりおやすみ